岡山県は温暖な気候で、「晴れの国岡山」というほど晴れの日が多いところです。

くだものでいうと、桃やぶどうのブランド産地としても知られます。岡山県のぶどうの畑にお邪魔して、ぶどうの生育状況を見させていただきました。

ニューピオーネは、種なしピオーネの商品名です。

今年の７～８月は、ＪＡが生産者へ高温対策を呼び掛けるほど気温が高い状況でした。

梅雨明け以降、屋根のようにかかっているビニールをはがすなど、施設内がサウナ状態にならないよう対策をしたそうです。

気温が高いとぶどうの着色は進まなくなるため、地下水を引いているスプリンクラーで夕方に水を撒き、夜温が下がるように工夫されていました。

ピオーネの着色の進み具合は、同じ畑の中でもばらつきが出ているそうですが、今年は畑ごとのばらつきも大きいようです。

また、今年は雨が少なかったので、少し小ぶりなのだとか。

粒・房が小さいと、出荷量が増えないので、農家さんには非常に痛手です。

今の季節、台風のシーズンでもあります。これ以上天候による悪影響が出ないよう、祈るばかりです。

岡山県では、シャインマスカットを「晴王（はれおう）」という商品名で販売しています。

ピオーネと違って着色管理がないところが栽培していてメリットがあるそうです。

写真の通り、粒がきれいに並んで、見た目にも美味しそうなシャインマスカットでした。

「晴王」はシャインマスカットの中でも特に高級なぶどうなので、ぜひ一度食べてみたいですね。