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全農食品では年間を通じてたくさんの果物を取り扱っていますが、さくらんぼ(佐藤錦)は大人気の果物です。
佐藤錦発祥の地、東根市に行ってきましたので、最新の佐藤錦の様子を報告します!!
佐藤錦のいま (生育情報)
令和5年3月23日に山形県から、佐藤錦の発芽が発表されました。
昨年の発芽が3月30日なので、現時点では、昨年より1週間生育が早いそうです。早すぎると寒の戻りで、霜の害に遭うリスクが高くなるので、少し心配です。
取材した時には、摘蕾(てきらい)の真っ最中。
摘蕾とは、文字通り、蕾を摘む作業です。
余分な蕾を摘み落とすことで、無駄な栄養が使われないようにします。
写真①を見てください。
左右に伸びる大きな二つの芽と、真ん中に小さな芽が一つ見えると思います。大きな二つの芽は、花を咲かせる花芽です。小さな芽は、花の後に伸びてくる葉っぱの芽だそうです。
どのように摘蕾するかは、生産者さんごとにも、圃場ごとにも若干違いがあるそうです。
写真①:摘蕾後の芽の様子
マメコバチ、発見! →
マメコバチは果物業界では結構有名な昆虫です。ご存知の方は、昆虫マニアか果物マニアのどちらかですね!
マメコバチはさくらんぼの受粉をしてくれる貴重なハチです。ミツバチより小さく、巣も特殊で、ヨシの茎の中に作ります。
取材中に、巣箱のそばでたまたま出てきているマメコバチを見ることができました。
さくらんぼに限った話ではないのですが、果樹は受粉して実をつけないことには始まらないので、受粉作業はマメコバチ頼みと言うわけにはいきません。ミツバチを導入する方もいれば、人の手でポンポンと受粉作業(毛ばたき受粉)をすることもあります。
写真②:ヨシを束ねたマメコバチの巣
しっかりごあいさつ
東根市の「さくらんぼひがしね駅」前には、佐藤錦の生みの親、佐藤栄助さんの銅像があります。
また、JAさくらんぼひがしねには、佐藤錦の原木も。
今年の完納祈願の意味も含め、ご挨拶させていただきました。
上:“佐藤栄助翁と子供たち”像
左:佐藤錦原木
※この記事は、2023年3月28日の現地取材に基づいて作成しました。
全農食品はJA全農山形を中心に、JAさくらんぼひがしねだけでなく、JAてんどうやJAやまがたと協力し、全国のお客様に佐藤錦を提供させていただいております。
初夏の味わい、佐藤錦をぜひお楽しみください!
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